塔のてっぺんには
古びた鳥かごがあります
その中で幼き兄妹は
今も仲良く暮らしています
妹の口には幸せがつまっているので
いつも幸福の詩を唄うのです
昼なお暗い森に住む
幼い兄妹の愉しみは
ヴィーナスの森への探索でした
楡の木陰で唇を重ね
微かに膨らんだ乳房を吸いよせ
眠りにつく前には
互いに股間をまさぐり
ふたり舐り合いました
そんな兄妹をかごの小鳥が
老獪な目で見つめています
ある朝
小鳥は母の耳元で唄います
妹は兄のペニスを欲している
小鳥をかごから出して
ペニスを閉じこめないと大変だと
激高した母は妹を縛り上げ
兄 のペニスをちょんぎりました
そしてかごの小鳥を空に放すと
鳥かごの中にペニスを放り込みました
悲しみの妹はその哀れみの深さゆえ
縛られたまま鳥かごを見つめるうちに
とうとう首がもげました
妹の首が鳥かごへとすり寄ります
美しい髪がかごの金網に絡み千切れます
彼女は金網を食い千切ると
鳥かごの中へと入り込みました
そして兄のペニスを
愛らしいその口で慰め包み込みました
兄が妹の口の中で果ててしまうと
妹は小鳥のようにさえずり唄い出しました
塔のてっぺんには
古びた鳥かごがあります
その中で幼き兄妹は
今も仲良く暮らしています
妹の口には幸せがつまっているので
いつも幸福の詩を唄うのです |