2003年の初撮影、時は節分の前日から。
モデルはゴシックロリータの方である。 このファッションは一度撮ってみたかったイメージである。
後に銀座での個展「闇に棲む少女神」のポストカードになり、スナイパー誌でも個展に合わせて「闇に棲む少女神」として発表した。
しかし、元々へその緒をイメージして撮影したので、タイトルを元来のイメージの「臍の緒の記憶」に戻す。
少女の股間から出ているのは男根の象徴ではなく、母体や異界との繋がりを持つ臍の緒である。
この様なイメージが出来る背景には、
彼女との会話の中に出て来た彼女の母親との確執が印象に残ったことにある。
「少女は母との繋がりを自ら断って 、異界、または彼女独自のものと繋がる。
そして最後には死をイメージする棺の中で、何者とも繋がらない開放された姿で 力強く 再生を果たす」
そんなストーリーがベースにある。
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